BtoB企業のリスティング広告、Google・Yahoo以外の「第3の選択肢」とは?【2026年最新】

「Google広告のCPAがまた上がった…」
「Yahoo広告も競合が増えて、クリック単価が高騰している…」
「新しい集客チャネルを開拓したいけど、何から手をつければいいか分からない…」

BtoB企業のマーケティング担当者なら、こんな悩みを一度は抱えたことがあるのではないでしょうか。

実際、2026年現在、一部の企業ではGoogle・Yahoo広告のCPA高騰が課題となっています。
株式会社IDEATECHの調査(2025年7月実施、BtoB企業107社対象)によれば、BtoB企業の54.2%が前年比でCPAの上昇を実感しています。

一方で、同調査では約6割の企業が目標CPAを達成しており、多くの企業がAI活用などで対応している状況も見られます。
そんな中、注目を集めているのがMicrosoft広告(旧Bing広告)です。
ボリュームこそ限られていますが、検討する企業が増えています。

この記事では、BtoB企業がMicrosoft広告を選択肢の一つとして検討すべき理由と、実際の活用方法について、データと事例をもとに解説します。

目次

CPAが上がる3つの構造的要因

要因1:競合の増加とオークション激化

Google広告・Yahoo広告は、中小企業から大企業まで、あらゆる業種が参入した結果、人気キーワードのオークションは激化の一途を辿っています。
特にBtoB業界では、「システム開発」「SaaS」「業務効率化」といった高単価キーワードで、CPCが1,000円を超えるケースも見られます

要因2AI自動化による差別化の難しさ

2026年現在、Google広告のPMAX(パフォーマンス最大化キャンペーン)やYahoo広告の自動入札機能が進化した結果、運用の差が出にくくなっている側面があります
AIが最適化を担うため、差別化の手段が「予算規模」や「クリエイティブ品質」に集約されつつあります。

要因3検索ボリュームの成長鈍化

Google・Yahoo広告の検索ボリューム自体は、成長が鈍化しています。新規ユーザーの獲得余地が少なくなり、限られたパイを奪い合う構図が続いています。
また、情報収集の一部が生成AIに置き換わりつつあることも、検索ボリュームの成長鈍化の一因と考えられます。
その結果、限られた検索トラフィックを巡る競争は今後さらに激化する可能性があります。

データで見る現状

株式会社IDEATECHの調査(2025年7月実施、BtoB企業107社対象)によれば、

  • 54.2%が前年比でCPAの上昇を実感(「大幅に上昇」10.3%+「やや上昇」43.9%)
  • マーケティング予算における広告予算の割合が「30%未満」の企業が59.9%

ただし、同調査では以下のポジティブなデータも出ています。

  • 65.4%が目標CV数を達成している
  • 60.8%が目標CPAを達成または下回っている
  • 生成AIを活用している企業の92.6%がCPA改善効果を実感

つまり、CPA上昇を実感しつつも、多くの企業はAI活用などの工夫で成果を出しているのが実態です。
しかし、限られた予算の中で新しい打ち手を探している企業が多いのも事実です。

Microsoft広告の基本

Microsoft広告(旧Bing広告)は、Microsoftが提供する検索連動型広告プラットフォームです。
主な配信面は以下の通りです:

  • Bing検索結果ページ
  • Microsoft Edgeのスタートページ
  • MSN(Microsoftポータルサイト)
  • Outlook.com

日本市場でのシェア状況

Statcounter Global Statsの調査データ(2025年)によると、日本のPC(デスクトップ)検索エンジン市場では:

  • Google: 約71-75%
  • Bing: 約16-21%
  • Yahoo!: 約6-8%

Googleが圧倒的なシェアを持つ一方で、Bingも約2割のシェアを持つ「第3の選択肢」として存在しています。

検索エンジン名2024年9月2024年12月2025年3月2025年6月2025年10月
1位Google75.8%75.4%74.2%77.6%71.0%
2位Bing15.9%17.1%17.8%15.1%21.4%
3位Yahoo!6.8%6.0%6.2%5.7%6.0%

参考:Statcounter Global Stats

2022年5月に日本市場で正式サービス開始されたMicrosoft広告ですが、2026年現在、BtoB企業の間で注目を集めています。

その理由は...

ただし重要な前提として、
Microsoft広告は、国内の検索ボリュームがGoogle・Yahoo広告と比較して限られているため、「Google・Yahoo広告の代替」ではなく「補完的なチャネル」として位置づけるべきです。

慎重に検討すべき企業

  • 月間CVが極端に少ない場合(例:5件未満)
  • 若年層向けBtoC商材
  • 検索ボリューム依存型ビジネス
  • テスト予算を確保できない

※目安は、媒体間比較が可能な検証母数を確保できるかどうかを基準としています。

理由1:Edgeユーザー = 企業PCユーザーの可能性

Microsoft Edgeは、Windows 10/11に標準搭載されているブラウザです。特に企業PCでは、セキュリティやIT管理の観点から、Edgeがデフォルトブラウザに設定されているケースが一定数あります

つまり、Edgeで検索するユーザーには、仕事中にPCで情報収集している法人ユーザーが含まれる可能性が高いと考えられます。

BtoB商材を扱う企業にとって、これは一つの仮説として検討する価値があります。

理由2:CPCが安くなるケースが報告されている

Microsoft広告の特徴の一つとして、クリック単価(CPC)がGoogle広告より安くなるケースがあるという報告が業界内で見られます。

なぜ安くなる可能性があるのか? 答えはシンプルで、競合がまだGoogle・Yahoo広告ほど多くないからです。

ただし、これはすべてのキーワードで必ず安くなるという保証はなく、業種やキーワードによって結果は異なります。

理由3:Google広告との併用で未開拓層にアプローチ

Microsoft広告の最大の価値は、「Google・Yahoo広告だけでは届けられなかった層」にリーチできる可能性にあります。
検索ボリュームは限られていますが、だからこそこれまで獲得できなかった新しい顧客層を掘り起こせるチャンスがあります。

  • Edge流入率を事前分析
  • 月額数万円規模でテスト
  • Googleと同KWで比較
  • CV発生
  • Googleでは獲得できなかった層からの流入確認
  • ボリュームは限定的

▽▽▽ 重要なのはここです ▽▽▽

大量獲得ではない。
しかし、取りこぼしを拾えた

ステップ1:Google Analyticsでエッジ流入を確認

Microsoft広告を始める前に、まず自社サイトにEdge経由の流入がどれくらいあるかを確認しましょう。
Google Analyticsで「オーディエンス > テクノロジー > ブラウザとOS」を見れば、Edgeユーザーの割合が分かります。
もしEdge流入が全体の5%以上あれば、Microsoft広告を試す価値があると判断できます

ステップ2:商材がBtoB向けか確認

Microsoft広告は、特にBtoB商材との相性が良いとされる傾向があります。
以下のような業種・商材では検討する価値があります:

逆に、BtoC向けで若年層がターゲットの商材は、Instagram広告やTikTok広告の方が適している場合があります。

ステップ3:運用体制を整える

Microsoft広告は、Google広告と似た管理画面を持っていますが、細かい仕様は異なります
自社で運用する場合は学習コストがかかるため、運用代行サービスを活用するのも一つの選択肢です。

「全部やる」か「Google+Microsoft」が選択肢

予算が許すなら、Google・Yahoo・Microsoftの3媒体すべてに出稿することで、最大限のリーチを確保できます。
それぞれにリーチできるユーザー層が異なるためです。

媒体強み向いている企業
Google広告検索ボリューム最大、機能が豊富すべての企業(基本)
Yahoo広告中高年層に強い、Yahoo!ニュース連携40代以上がターゲットの企業
Microsoft広告BtoB・法人ユーザー比率が高い可能性、ボリューム少BtoB企業、補完チャネルを探している企業

予算が限られている場合の配分例

月間広告予算が30万円の場合、以下のような配分が一つの例です

例1:Google+Microsoft(2媒体)

  • Google広告:20-25万円(70-80%)
  • Microsoft広告:5-10万円(20-30%)

例2Google+Yahoo+Microsoft(3媒体)

  • Google広告:15-18万円(50-60%)
  • Yahoo広告:8-10万円(25-30%)
  • Microsoft広告:4-7万円(15-20%)

重要: Microsoft広告は検索ボリュームが限られているため、予算の10〜30%程度を目安に配分し、まずは少額でテストするのが賢明です。

始め方は意外と簡単

予算が許すなら、Google・Yahoo・Microsoftの3媒体すべてに出稿することで、最大限のリーチを確保できます。
それぞれにリーチできるユーザー層が異なるためです。

運用のポイント

いきなり大きな予算を投入するのではなく、月5〜10万円程度の少額からテスト運用を始めましょう。

同じキーワード・広告文で、GoogleとMicrosoftの成果を比較分析しましょう。CPC、CVR、CPAの3指標を重点的にチェックします。

Microsoft広告は、国内の検索ボリュームがGoogle・Yahoo広告と比較して限られています。「大量のリード獲得」ではなく「新しい層からの成果」を期待するのが現実的です。

Microsoft広告は比較的新しい媒体のため、ノウハウを持った運用者が少ないのが現状です。
自社で試行錯誤するよりも、Microsoft広告の運用実績がある代理店に相談することで、効率的に成果を出せる場合があります。

媒体戦略の多様化

2026年現在、リスティング広告の世界は大きな転換点を迎えています。
かつての「Google・Yahoo広告だけやっておけば大丈夫」という時代から、複数媒体を戦略的に使い分ける時代へと移行しつつあります。

Microsoft広告という選択肢

特にBtoB企業にとって、Microsoft広告は「まだ競合が少ない検索面にアプローチできる選択肢」です。

これらに当てはまるなら、Microsoft広告を選択肢の一つとして検討する価値があります。
ただし、検索ボリュームが限られている点を理解した上で、自社の媒体ポートフォリオの一部として検討するのが現実的です。

まずはデータ確認から

この記事を読んで「試してみたい」と思ったら、まず以下のステップから始めましょう。

もし、「自社にノウハウがない」「どう始めればいいか分からない」という場合は、Microsoft広告の運用実績がある専門家に相談するのが効率的です。


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